消費者が良いものを見分けられないと、業者は悪いものばかりもってくるようになる。悪いものを安値で買って、得したわ、とお客はぬか喜びし、業者は物を見る目がない客を軽蔑するようになる。
 
 ∧∧
( ‥)でも、どうにもならないでしょうね
    ある意味、どちらの反応も当たり前だし
    必然ですよ。
 
    ( ‥)ライターも同じだよな。
      -□ 嘘やでまかせを書いた方が
        皆が理解した気になって
        満足して買ってくれるしなあ
 
 当然、やっぱり客を軽蔑するようになる。たとえ質の悪い内容を書いていると自覚しているライターでさえ、消費者を強烈に憎んでいる場合があるし、それは行間からうかがえる。まあ、当たり前と言えば当たり前だ。
 
 それにこんなこともある。真面目に仕事しても売れず、手抜きをしたら売れ始め、しかしそうなるといわゆる理系な人間から「お前はトンデモか??」と突っ込まれる。その時、当人はそれはもう怒り狂う。なぜか? 
 
 ∧∧
( ‥)なぜかというに
 
   (‥ )少なくともご本人からすれば、
      がんばった時に手助けしてくれず
      世間の愚かさという現実に妥協したら
      攻撃してくるように見えるわけよ
      援助もしてくれないのに口だけ出す
      嫌みな姑か何かのように感じる
      みたいなのよな。
 
 もちろん、こうした憎悪はかなり的外れでありうる。黙っていたからといって購入していないわけではない(ようするに購入し続けていたのに、作者が突然路線変更してとまどっている客もいるだろう、ということ)。しかし、作り手側には客の顔は実は見えていない。客は自分を個体だと認識しているが、作り手側からすれば客は便宜的なカテゴリーでしかなくて、実在ではない。
 
 そうだ、売り手は、自分の品物を買う人も、それを批判する人も、共に憎むようになる場合がある。